第5回 夜ごはんは、ほったらかし調理に任せる
帰宅後の父子二人暮らし
休職前、帰宅後の夕食、お風呂、翌日準備を回すため、オーブンレンジ、圧力調理器、炊飯器に任せたことです。

休職前、私は保育園へ子どもを迎えに行き、家に着いてから夕食を作り始めていた。
夕食を作って食べ、子どもとお風呂へ入り、翌日の準備をして寝かせる。料理に時間がかかるほど、お風呂と就寝も遅くなった。
子どもがおなかを空かせ、機嫌が悪くなる日もあった。私も仕事で疲れ、献立を考えることさえ面倒だった。
それでも夜の流れは止まらない。私は、帰宅してから手を動かし続けなくてよいように、夕食の作り方を変えた。
帰宅する前に、ご飯の準備を終えた
ご飯は、帰宅後に炊き上がるよう炊飯器を予約した。
以前は夕方に米を研ぎ、そこから炊き始めることもあった。疲れて帰ったあとでは、その作業が一つ増えるだけで夕食作りが急に重くなった。
そこで無洗米を使った。普通の米より価格が高い場合もあったが、計量して水を入れるだけで予約しやすくなった。
家に着いたとき、ご飯が炊ける見通しが立っている。それだけで、残りのおかずとお風呂の順番を考えやすかった。
家に着いたら、先に家電を動かした
肉と野菜を食べる日は、東芝のオーブンレンジに搭載された「おまかせ焼き」を使った。野菜と肉を切り、味をつけて入れ、ボタンを押した。
カレー、煮物、スープの日は、材料と調味料を圧力調理器へ入れた。多めに作れば、翌日の夕食準備も軽くなった。
どちらも、フライパンや鍋の前で火加減を見続けなくてよかった。毎日何品も作るのではなく、肉と野菜を一緒に食べられる一品があれば、当時の平日には十分だと考えた。
機種や食材によって使い方は異なる。私は取扱説明書に従い、外出せず、異常があれば対応できる状態で使った。
調理中に、お風呂と寝る準備を進めた
わが家のほったらかし調理は、料理によって45分から1時間ほどかかった。早く完成するわけではない代わりに、その間は私の手が空いた。
家電を動かしたら、在宅したまま子どもとお風呂へ入った。着替えと翌日の準備も、その間に進めた。
お風呂から上がる頃には、おかずが完成し、予約したご飯も炊き上がった。食後は歯磨きなど最低限の準備で寝られた。
夕食後にお風呂へ入ろうとすると、食事が長引いたり、子どもが眠くなったりして、予定どおり進まないことがあった。夕食を早く作るより、夕食ができるまでに夜の支度を進めるほうが、わが家には合っていた。
何も作りたくない日は、冷凍食品を出した
ほったらかし調理さえしたくない日もあった。
わが家では、アンパンマンポテト、ウインナー、唐揚げ、グラタンなどを常備し、仕事が長引いた日や体調が良くない日には、冷凍食品や簡単に出せる食品へ頼った。
そういう夜に私が優先したのは、手作りかどうかではなかった。食事を抜かず、子どもの就寝時間を遅らせすぎないことだった。
私が無理を重ねて動けなくなれば、父と子の生活も回らない。オーブンレンジの日も、圧力調理器の日も、冷凍食品の日も、寝るところまでたどり着くための夕食だった。
工夫すれば夜の予定は回ったが、私の体力そのものが増えるわけではなかった。夜を回せることと、余裕を持って暮らせることは別だった。
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