第11回 保育園から「子どもが発熱しました」と連絡が来た日

電話を見逃さないためにしていたこと

休職前、保育園から子どもの発熱連絡が来たときに、電話を見逃さず、仕事と迎えを調整するために準備していたことです。

保育園からの発熱連絡を受ける父親と子どもの父と子の道中記第11回のサムネイル

休職前、仕事をしている最中に、保育園から電話がかかってきた。

「子どもが熱を出しているので、迎えをお願いします」という連絡だった。朝は元気に登園していても、昼ごろになって熱が上がることがあった。

食欲がなくなったり、いつもより元気がなくなったりして、保育園から連絡を受けることもあった。

電話を受けた瞬間から、私は子どもの迎えと、その時点で進めていた仕事を同時に調整しなければならなかった。

子どもの体調が心配だった。一方で、会社を途中で抜ける申し訳なさや、周囲へ迷惑をかけるのではないかという気持ちもあった。

仕事中の電話を見逃したくなかった

保育園からの連絡が、いつ来るかは分からなかった。会議中にかかることもあれば、作業へ集中しているときに着信することもあった。

パソコンの画面を見続けていると、机に置いたスマートフォンの着信に気づかないことがあった。ポケットやバッグへ入れていると、さらに気づきにくかった。

保育園からの電話に気づくのが遅れれば、迎えへ向かう時間も遅くなる。保育園にも心配をかけてしまうため、見逃すことへの不安があった。

そこで当時は、スマートフォンだけでなく、手首でも着信に気づけるようにしていた。

スマートウォッチも振動するようにした

スマートフォンへ電話がかかると、連携したスマートウォッチも振動するようにしていた。

会議中や作業中で音が聞こえにくくても、手首の振動なら気づきやすかった。スマートフォンを机に置いたまま別の場所へ移動しても、身につけている時計へ通知が届いた。

保育園の電話番号は連絡先へ登録し、着信したときにすぐ分かるようにした。

ただ、スマートウォッチを着けていれば、必ず電話へ気づけるわけではなかった。充電が切れていたり、通知設定が正しくなかったりすれば、着信を見逃す可能性がある。

そのため当時は、スマートフォンとスマートウォッチの充電や通知設定も定期的に確認していた。

電話のあと、仕事を途中で止めた

保育園から電話を受けると、すぐに迎えへ向かう準備をした。

同時に、作業中のデータを保存し、上司や関係者へ連絡した。予定していた会議や作業を延期するのか、ほかの人へお願いするのかも伝えた。

すべてをきれいに終わらせてから迎えへ行くことはできなかった。ほかの人が状況を把握できるところまで整理し、仕事を離れた。

急に抜ければ、同僚や上司へ負担をかけることがあった。その申し訳なさがあっても、当時は私が迎えに行かなければならないことがあり、誰かが代われるとは限らなかった。

普段から、子どもの体調によっては急に迎えへ行く可能性があると伝え、作業内容や進捗も共有していた。それでも、実際に電話が来れば、子どもを優先したい気持ちと仕事を残す申し訳なさは同時にあった。

気づくまでの時間を短くするためだった

スマートウォッチを使っても、子どもの発熱を防げるわけではない。迎えへ向かうための仕事の調整や、会社を抜ける申し訳なさがなくなるわけでもなかった。

それでも、保育園からの電話へ早く気づければ、子どもを待たせる時間を少し短くできた。

スマートウォッチは問題を解決する道具ではなく、保育園からの連絡に気づくまでの時間を短くするためのものだった。

どれだけ備えても、呼び出しへの心配はなくならなかった。それでも着信に早く気づけば、私は迎えへ向かうための調整を早く始められた。

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