傷病手当金、入るのは11月らしい

休職中の傷病手当金はいつ入るのか。自分は人事とのWeb面談で、9月分の初回入金は11月頃になる見込みと知りました。給与が止まってから支給までの空白期間と、生活防衛資金の必要性を実体験から振り返ります。

傷病手当金の支給時期と家計を、父親と子どもが確認する江戸時代風の水墨画

8月28日に、人事担当者と初めてWeb面談をしました。

前回の記事では、面談そのものへの不安や、会社との連絡方法について書きました。

もう一つ、この面談でかなり印象に残った話があります。

お金の話です。

休職することを決めたときから、「給料がなくなったらどうするんだろう」という不安は当然ありました。

ただ、自分は社会保険に加入しているので、条件を満たせば傷病手当金を受け取れると聞いていました。

そのため、「収入は減るけれど、すぐに生活できなくなるわけではなさそうだ」くらいに考えていました。

ところが、実際に人事担当者から説明を受けて、一つ大きな見落としに気付きました。

傷病手当金は、休んだ月にすぐ振り込まれるわけではありませんでした。

8月の給料は、いつも通り入った

休職の届けをしたのは8月初旬です。

ただ、自分には有給休暇が残っていて、8月には夏季休暇もありました。

そのため、8月については有給休暇と夏季休暇を使って休む形にしました。

8月25日には、給与もいつも通り振り込まれました。

ここまでは、普段と大きく変わりません。

問題は、その次です。

9月からは正式に休職扱いになります。

つまり、会社からの給与は基本的にありません。

これは最初から分かっていました。

働いていないので、給与が入ってこない。

そこ自体は想定内でした。

傷病手当金があるから、何とかなると思っていた

会社から給与がなくても、健康保険には傷病手当金という制度があります。

人事からも、おおよそ給与の3分の2程度になると説明を受けました。

自分の場合、見込み額を考えると、「収入は減るけれど、この金額なら生活自体は何とかできそうだ」と思いました。

ただし、実際の傷病手当金は単純に直前の手取り給与を3分の2にするものではありません。

協会けんぽでは、1日あたりの支給額は、支給開始日前12か月の標準報酬月額の平均を30で割り、その3分の2を基に計算すると案内されています。人事から聞いた「給与の3分の2程度」は、自分にとっては生活の見通しを立てるための目安として受け取りました。

なので、この記事では具体的な金額ではなく、「自分の場合は、支給されれば生活は何とか回せそうだった」というところまでにしておきます。

問題は、金額ではありませんでした。

傷病手当金はいつ入る?自分は「11月頃」と説明された

人事担当者から説明を聞いていて、「え?」となったところがあります。

9月に休職した分の傷病手当金が実際に振り込まれるのは、11月頃になる見込みだという話でした。

自分の頭の中では、次のような感覚でした。

9月に給与がない

代わりに傷病手当金が入る

でも実際には、そんなに単純ではありません。

9月に休んだ期間について、まず申請のための書類を整える必要があります。

申請書には本人だけでなく、勤務先による証明や、医師など療養担当者による意見の記載が必要になります。

それらをそろえて申請し、審査を経てから支給されます。

自分の勤務先では、9月分について医師と会社の記載をそろえて申請する流れと説明されました。協会けんぽでは、申請書を受け付けた後、支給可能と判断された場合は受付から10営業日以内に支払うと案内されています。つまり、自分が聞いた「11月頃」は、制度上必ず2か月後に振り込まれるという意味ではなく、9月分を確定し、書類をそろえて申請するまでの時間も含めた、自分の場合の見込みです。

ここは実際に休職してみるまで理解していませんでした。

9月・10月は収入の空白期間になりそうだった

そこで初めて、現実的な問題に気付きました。

  • 8月25日:有給を使っていたので給与が入る。
  • 9月:給与はなく、傷病手当金もまだ入らない。
  • 10月:ここも傷病手当金の入金前になる可能性がある。
  • 11月頃:ようやく9月分の傷病手当金が入ってくる見込み。

頭の中で並べてみて、「いや、これ結構やばいな」と思いました。

傷病手当金がいくらもらえるのかばかり考えていましたが、本当に先に考えるべきだったのは、入ってくるまで何か月耐えられるのかでした。

家賃も生活費も待ってくれない

休職したからといって、生活費まで止まるわけではありません。

  • 家賃
  • 食費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 子どもとの生活に必要なお金

毎月の支払いは普通にやってきます。

給与が振り込まれないから、「今月は家賃をちょっと待ってください」とはできません。

傷病手当金が後から支給されるとしても、それまでの生活費は自分で用意する必要があります。

自分の場合、9月と10月については、貯金を切り崩して生活することになりそうです。

正直、貯金が減っていくのを見るのは嫌です。

せっかく貯めたお金なのに、と思います。

でも、今回初めて、「こういうときのために貯金していたんだ」とも思いました。

「生活防衛資金」の意味が、初めて実感できた

お金について調べていると、「生活防衛資金を用意しましょう」という言葉をよく見ます。

何か月分かの生活費を現金で持っておく。

病気。

失業。

急な出費。

そういうときに備えるためのお金です。

知識としては知っていました。

でも正直、「まあ、何かあったときのためのお金だよね」くらいの感覚でした。

今回、実際に休職して給与が止まり、傷病手当金の入金まで時間があると知って、初めて意味が分かりました。

ああ、生活防衛資金って、こういうときに使うんだ。

投資のためのお金でもない。

旅行のためのお金でもない。

何かを買うために貯めているお金でもない。

収入が一時的に止まっても、生活を止めないためのお金。

今回、自分が貯金を切り崩すことになるのは正直怖いです。

それでも、貯金があるから、「来月の家賃をどうしよう」というところまで追い詰められずに済んでいます。

そう考えると、貯めておいてよかったと思います。

休職前に「いくらもらえるか」だけでなく「いつ入るか」を確認した方がいい

今回、自分が一番想定できていなかったのはここでした。

傷病手当金について調べると、「給与のおよそ3分の2」という数字に目が行きます。

自分もそうでした。

でも、実際に生活するときに重要なのは、いくら入るかだけではありません。

いつ入るかも同じくらい重要でした。

休職を考えているなら、次の点を確認しておくと、生活費の準備がしやすいと思います。

  • 最後の給与はいつ入るのか
  • 有給休暇をどう使うのか
  • 傷病手当金はいつから申請できるのか
  • 医師の記入はいつ必要なのか
  • 会社はいつ申請するのか
  • 初回の振込はいつ頃になりそうか
  • それまで何か月分の生活費が必要なのか

自分はここまで事前に確認できていませんでした。だからこそ、これから休職する人には「いくら」だけでなく「いつ入るのか」まで確認しておくと、生活費の準備がしやすいと思います。

自分も、今から家計を見直す

自分の場合、9月と10月は貯金を使うことになりそうです。

なので今は、「傷病手当金が入るまで、どうやって生活費を抑えるか」を考えています。

無理に全部を削るつもりはありません。

子どもとの生活まで極端に変えてしまうと、それはそれで負担になります。

ただ、次の点を少しずつ確認していこうと思います。

  • 今、本当に必要な支出なのか。
  • 後回しにできるものはないか。
  • 固定費で一時的に下げられるものはないか。

休職している間は、体調だけではなく、お金の不安も出てきます。

そして、お金の不安が大きくなると、休むこと自体にも集中しにくくなる気がします。

だからこそ、今できる範囲で整理しておきたいと思っています。

まだ休職生活の途中

傷病手当金は、まだ実際には振り込まれていません。

人事担当者から聞いた説明では、9月分の入金は11月頃になる見込みです。

本当にいつ入るのか。

実際にいくらだったのか。

申請で困ったことはなかったのか。

これは実際に手続きを進めたあと、改めて記事にしたいと思っています。

今はまだ、「傷病手当金があるから安心」ではなく、「入るまでをどう乗り切るか」という段階です。

休職して初めて見えてきた現実の一つでした。

まだ、道の途中です。

この記事は筆者自身の休職経験と、人事担当者から受けた説明をもとに記録しています。傷病手当金の支給条件、計算方法、申請方法、支給時期は加入している健康保険や勤務先、個人の状況によって異なります。最新の制度については、ご自身が加入する健康保険や勤務先へご確認ください。

参考にした公的情報

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シリーズの流れ

第1~5回:生活を回す工夫第6~11回:働き方と子育ての限界第12~18回:家族の形と子どもの気持ち第19回以降:休職と生活の見直し

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